床の下地工事 |
この現場はパネル工法であった為、床の下地に使われている合板が撤去できなかった。
その為、既存の合板下地の上へ杉の無垢下地を張る方法で工事を行った。
下地といえども杉板は接着剤を使用せず、一枚一枚ねじ釘で止めていく。 |
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杉の下地を張った上にアルミホイルを敷き、既存の合板下地からのホルムアルデヒド放散を抑える。さらにその上から炭シートを張り、化学物質の吸着や、アルミホイルの破損を防ぐ。 |
はり終えた下地の上からさらにアルミホイルを敷く工事 |
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ブナの無垢板フローリング張り |
上記のような丁寧な下地張り作業の後、杉無垢下地の上にブナの無垢フローリングを釘でとめて行く。作業方法は下地張りと同じく接着剤を使用せず、釘で丁寧に一枚づつ張っていく。 |
杉の無垢板下地の上にブナの無垢板フローリングを張る工事 |
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自然塗料で仕上げた |
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物入れスペースの工事 |
基本的には上記で紹介した床工事と同じく、まずは無垢の杉板で下地をはったあと、アルミホイル・炭シートで下地を保護し、床面となる無垢のフローリング板をはっていく。
フローリング板はこの場所は物入れという場所なので、杉板を使用し無塗装で仕上げた。
フローリングの材質は患者さんの症状・部屋の使用用途・部屋の雰囲気・住む方の好みなどさまざまな点を考慮し、決めていく。 |
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オリジナルシステムキッチンの取り付け |
市販のものはホルムアルデヒドがかなり放散する為、みつ和でオールステンレス(ステンレス製SUS304)のオリジナルシステムキッチンを作成し、取り付けた。 |
リフォーム前のシステムキッチン |
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リフォーム後のシステムキッチン |
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作り付け家具の作成 |
こちらのお宅は収納スペースが沢山あり、整理するのに恵まれていたが、合板やMDFから放散するホルムアルデヒド等の化学物質が非常に多かったので全てリフォームをすることになった。 |
作り付け家具のリフォーム |
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本棚のリフォーム |
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クローゼットのリフォーム |
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作り付け家具の作成 |
一般の建具からはホルムアルデヒドの放散量がかなり多い為、建具も杉の無垢板で作成し、自然塗料で仕上げた。 |
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壁の工事 |
壁は空気の浄化も兼ねて珪藻土とみつ和の自然クロスで仕上げた。
珪藻土塗りの際、みつ和ではシーラー処理※(左官工事では必ず行う前処理→有機溶剤の塗布)を行わない。その為珪藻土用ネットを張り、珪藻土が剥がれないようにする。
珪藻土は孔質(空気層)を持ち、塗りたては水分を孔質に取り込んでいる為こげ茶色をしている。
※シーラー処理とは左官材(珪藻土・漆喰・モルタルなど)が剥がれ落ちないようにする為に、下地に剥がれ防止用の溶剤(トルエン・キシレンなどを含む溶剤)をあらかじめ塗る処理の事。 |
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リフォームした部屋の全体の雰囲気の紹介 |
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撤去できない床下の合板2